「庭園都市」バンガロールが燃えた夜──二度目の訪問で見えた“インドの未来” トップシークレット 2025.06.06 二度目のバンガロールへ──高原の風に誘われて ある5月の昼下がり、私は再びインド・バンガロールの地に降り立った。標高900メートルの高原に広がるこの都市は、南インドの中でも気候が穏やかで、どこかヨーロッパの避暑地を思わせるような雰囲気がある。初めて訪れたときの印象は「意外と静かで、そして洗練されている」。今回もその印象は変わらず、むしろ二度目だからこそ感じられる“バンガロールらしさ”が一層胸に染みた。 「ベンダ・カーリ・ウール」──豆の町がITの首都になるまで バンガロール(正式名称:ベンガルール)は、かつて飢えた王が村人からもらった豆のカレー「ベンダ・カーリ・ウール」に由来すると言われている。なんとも素朴なエピソードだが、今やその町は「インドのシリコンバレー」として世界に名を馳せるIT都市へと進化を遂げた。Google、Amazon、Meta、そしてメルカリ──そうそうたる企業がここに拠点を構え、世界中のテック人材が集うバンガロールは、インドの未来そのものを体現している場所だ。 秘密のミッション──“あのイベント”に向けた準備が静かに進行中 実は今回の滞在には、ただの視察や観光ではない、ある“トップ・シークレット”な目的がある。11月に開催される「とあるイベント」に向けて、裏側で水面下の準備を進めている。内容はまだ明かせないが、バンガロールという都市の持つポテンシャルを最大限に活かした、ワクワクするような取り組みになる予定だ。 その瞬間、街が叫んだ──18年ぶりの奇跡 滞在中、偶然にもインド全土が注目するクリケットの決勝リーグの日にバンガロールにいた。そしてなんと、18年ぶりにバンガロールのチームが優勝。試合終了のホイッスルとともに、街は歓喜に包まれた。クラクション、花火、旗、ダンス、音楽──まさに「狂喜乱舞」という言葉がぴったりの夜。静かだった庭園都市は、わずか数分で“お祭り都市”へと姿を変えたのだった。その光景は、まるでテクノロジー都市が「伝統と情熱」で爆発したような瞬間。これこそ、バンガロールの真の姿かもしれない。 バンガロールが教えてくれたこと──未来はここにある 二度目のバンガロール訪問で私が実感したのは、「未来とは、どこか遠くにあるのではなく、すでにここにある」ということ。ITも、文化も、情熱も、すべてが一つの都市に凝縮されたようなバンガロール。そのエネルギーと熱気に触れた今、私は確信している。この街は、次にくる“世界の主役”なのだと。11月、その未来の断片を、皆さんにもお見せできることを楽しみにしています。乞うご期待。
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