【重要なお知らせ】ミャンマー地震に関する報道について ー バンコクでの東アジア大会は安全に開催されます 龍馬World 2025.03.29 昨日、ミャンマーで大きな地震が発生しました。この地震の影響により、バンコクでは建設中の建物が一部倒壊し、高層コンドミニアムの屋上プールの水がこぼれ落ちる様子などが、日本国内でも大きく報道されたと聞いています。その映像のインパクトから、「バンコクは地震が怖い」「行くのが不安」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、皆さまに正確な情報をもとに冷静にご判断いただくため、この場を借りて現地の状況と、事実に基づくご案内をいたします。 タイはそもそも地震が少ない国です タイは、地震活動が活発な「環太平洋火山帯」や、「ユーラシアプレート」と「インド・オーストラリアプレート」の衝突帯から離れているため、地震が非常に少ない国として知られています。完全に地震がないわけではないものの、発生頻度はごく稀で、地震が日常的なリスクとして認識されているわけではありません。過去にタイ国内で記録された最大規模の地震は、2014年に北部チェンライ県で発生したマグニチュード6.1の地震です。このように、地震の多くは北部〜西部のミャンマーやラオスに近い地域に集中しており、バンコクを含む中部では、地震による被害はほとんどありません。あるいは2004年に起きたプーケットの津波被害も、インドネシア西部スマトラ島北西沖のインド洋を震源とするマグニチュード9.0の地震によるもので、やはりタイ国外の地震の影響でした。 今回の地震とバンコクの実情 今回の地震の震源はミャンマーであり、バンコクはそこから約1000km離れています。バンコクでは一部の建設中ビルが倒壊し、高層ビルの屋上プールの水がこぼれるなどの報道が先行しましたが、いずれも耐震構造を持たない未完成建築や設計上の特殊要素によるものです。また、一時的にBTS(高架鉄道)が停止したり、交通の混乱が起きたりしましたが、タイ全体の死傷者数は100名余りで、お気の毒ではありますが建設現場の作業員であり、一般市民に被害が及んだという報告は(今のところ)ありません。ちなみに、私がいるプーケットでは地震の揺れすら感じませんでしたし、震源により近い私の妻の実家(ミャンマー国境に近い地域)でも被害はなく、全員無事です。 「バンコクは地震が危ない」は誤解です 残念ながら、日本の一部報道では「バンコク=危険」といった印象を与えるような映像や情報が目立っています。しかし、実際にはバンコクにおける地震リスクは極めて低く、地震に関して申せば日本にいるよりも安全であるとすら言えます。実際に、日本では年間に体に感じる地震(有感地震)が約1,500回発生しているのに対し、タイでは平均して年に数回程度しか観測されていません。また、耐震建築や避難訓練などの地震対策が進んでいる日本と違い、タイでは地震が珍しすぎて「対策の必要性すら感じられてこなかった」という背景もあります。 まとめ「安心してバンコクへお越しください」 結論として、こう申し上げたいのです。「どうか安心してバンコクへお越しください!」11月の東アジア大会は予定通り、バンコクにて安全に開催されます。皆さまと現地でお会いできるのを、心より楽しみにしております。
コメント